野狐禅 / 鈍色の青春
「エモーショナル・パンキッシュ・フォーク」
彼らを一言で形容するならば、この言葉が良いかも知れません。
ゆずを代表とするフォーク・デュオはあまた存在しますが、
その中でも感情を前面に押し出し、
本来人間が抱くパンク的精神を詩に、曲に託したデュオが野狐禅です。
フォークを基調としたメロディに、言葉を乗せまくる詩。
躍動感溢れるキーボードと魂の込められた叫びのコラボレーションは圧巻です。
あらゆる陰の部分を内に秘めて秘めて、そして爆発させた彼らの音楽観は一見暴走しがちですが、
フォークのメロディがほどよく感情を包み込んでいる…
「絶妙」とはこのことかと感心させられます。
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